イギリスにおける死刑制度廃止後の世論

2016年02月23日
ローマ法王が死刑廃止を訴えた。
日本でも死刑廃止論を侃々諤々やっているが、国家レベルでは廃止が潮流のようで。
しかし、海外といえども国民レベルで見てみると廃止論ばかりではなく復活論なんてのもあるもよう。

以下は法務省資料の「イギリスにおける死刑廃止ーその経過と現状」から抜粋。

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その後のイギリス世論はというと、

 2009 年 11 月
70%:以下の罪(原文でご確認を)の、少なくとも一つには、死刑を復活・維持すべき

2010 年 7 月
62%:児童の殺人に対して死刑が必要

2010 年 9 月
51%:殺人に対する死刑の復活に賛成

2010 年 11 月
74%:一定の殺人の類型には死刑の復活が必要
→16%:全ての殺人について死刑の復活が必要

2011 年 8 月
65%:殺人に対する死刑の復活に賛成
  28%:これに反対

設問が微妙に違うことと、時の世情が反映されやすいため短期間での変動幅が大きい。数年もたち国際世論がより廃止に向かおうとしている今ではこの数字がどうなっているのかは想像しにくいが、その後パリ事件などもあったので拮抗した数字を保っているかもしれない。いづれにしろ国民世論のレベルでは死刑賛成派は必ずしもマイノリティではないようだ。

付言しておくと、イギリスでは死刑廃止後に殺人が2倍になったとのこと。このことこも表と共にこの資料に出ている。日本では死刑に犯罪抑止効果はないとする言説がよく聞かれるが、ヨーロッパでは抑止効果を信じる人が意外に多い。







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