イギリス警察・ドラマ その26― 多様なイギリス警察―

2016年10月19日
ユーチューブで”cop squad”と言う警察24時的な番組を見ていたら気になる場面があった。
それが下のキャプチャ。

DS.jpg
ケンブリッジシャー警察によるガサ入れのシーン。
肩書がDS Gordon Blairとなっている。つまりdetective sergeant (捜査担当の巡査部長)なわけだけどユニフォームを着ている。

DetectiveがCID(犯罪捜査部)にしかいないわけでもなく、また絶対ユニフォームを着ないというわけでもないが随分違和感がある。スペシャルユニットなのかなとも思ったがなんか違うなぁ。

ということで、ケンブリッジシャー警察のサイトを覗いてみると。
なんとCID(犯罪捜査部)が見当たらないじゃあないですか。どうしたことかと見直すと”Major Crime Unit”なるものがある。
重大犯罪(殺人・誘拐等)に対し、隣接する3警察(ベッドフォードシャー・ケンブリッジシャー・ハートフォードシャー)で2チームを共有して対応しているようである。チームはベッドフォードシャーとハートフォードシャーに置かれている。

3force_logo.jpg

”Major Crime Unit”は通常CIDの中の一つの組織だが3警察共有組織になっているため単独の紹介になっているのか。
とはいえ本部にはちゃんと”Head of Investigations”として捜査トップのヘップ警視正がいるので、この人の管轄する部局がオリジナルの捜査実働部隊を持たないCIDということになるのかな。経歴では所轄でCIDにも所属経験があるということなので各署にはCIDが組織されているようだ。
ケンブリッジシャー警察は6つのローカルエリアに分かれている。各エリアで重大犯罪以外の犯罪を担当している。(それ自体はどこも同じようなもの)

この映像が撮られた時、ブレア巡査部長はピーターバラ署所属だったようが結局ユニフォームを着ていた事情はよくわからない。

しかし今、彼は重大犯罪ユニットの一員として26年前の死体無き殺人事件と言うドラマになりそうなコールドケースを担当している。
Detective’s pledge to family of murdered Huntingdon man
56851665.jpg
やはり刑事はこうでなくっちゃ

ちなみにこの弱小3警察は警察犬その他組織共有が多い模様。
Dog-Unit.png

ということで、ついでに相棒のハートフォードシャー警察を覗いでみたらまた驚いた。
ハートフォードシャー この組織図の一番左の列が捜査関連部局になるが独自の組織が一つもない。薄い黄緑がハートフォード独自の組織。オレンジは3警察共有組織。紫はRUOUという広域捜査組織のイースタンリージョン支部。薄いピンクは協議会みたいなものかな。

イギリスの警察組織はわけわからんなぁ。
僕はいまだにイギリス警察におけるロンドン警視庁の位置感がよくわからない。日本の警視庁とはまた違う立場にあるようで。


スポンサーサイト
シリーズ イギリス警察・ドラマ | Comments(0) | Trackback(0)
Comment

管理者のみに表示