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日記 ─警察との思い出─

2016年12月04日
■社会人一年目の時、仕事で県警を担当していたことがある。いろいろな部署と取引があったが、ある日秘書課から集金に来てくれと連絡があった。役所仕事は銀行振り込みが普通なので珍しいことだった。

担当の巡査部長が「ハイごくろうさん」と現金を差し出してきたので数えていたら、「○○さん(私の名前)これでパッとトルコでも行きたいねえ」とニコニコしながら話しかけてきた。当時はまだソープではなくトルコ風呂と呼んでいたことも懐かしいが。

あくまでお客。私もニコニコしながら「警察官がそんなこと言っていいんですか?」と返すと、「そりゃ男だからねえ」と笑っていた。

両さん的な雰囲気が残るいい時代だった。

■県警に行ったときは用がなくても顔を出しに行っていた人がいた。結構な年だったが私が行くと課長がいようがいまいが逮捕術を掛けたがる人で、これが結構痛かった。

ある日、「○○さんピストル持ってるんですか」と聞くと「おう」といいながら事務机の引き出しを開け無造作にホルダーに入った拳銃を取り出して見せた。

今ではそんな管理はしていないと思うが、その時は随分お手軽な保管に驚いた。

■会社の仲間と飲んだ帰りの真夜中、路上で血まみれになっている男性を見かけた。
うめき声をあげている。とりあえず救急車を呼んだ。救急が来る時間がひどく長く感じられたがしこたま飲んでいたせいかその後の記憶がない。

記憶が飛んだまま忘れていたら数日後突然総務部から連絡を受け、今から○○署へ行ってくれと厳命された。他の同僚たちにもおよびがかかったようである。先日の件が事件になっているとは思いもしなかったので身に覚えはないが一瞬ドキッとした。

小部屋ではなく大きな部屋の刑事さんの机の横に座らされ事情聴取がはじまった。
どうも私も何かの容疑者に入っているような聴取で、その日の行動なんかを細かく聞かれた。
どれくらいの時間いたか覚えていないが私の言っていることをすべてメモしているようだった。

あの男性がその後どうなったのか全く意識に上らず忘れていたら、数日後、休日に突然刑事が自宅にやってきた。まだ何かあるんだろうかと思っていたら、車を調べたいから近くのバスの操車場まで来てくれと言う。完全に容疑者のひとりに入っているようである。と同時にその時初めてあれはひき逃げ事件だったんだと理解した。

決して警察は嫌いではなかったが突然休日を邪魔され不機嫌だったので「車のキー渡すから一人で行ってきてよ。」と言っても、立ち合いが必要だとゆずらない。「調べてもらっていいって言ってるんだから、あとはそちらでやってよ」とこちらも何となく意固地になる。

とはいえ”警察権力はー”などと叫ぶ類の人種ではないのでバス会社まで車を運び立ち合いをした。

検査が終わって一言。「車の下、随分きれいだねぇ、洗った?」と刑事さんに言われたが、その時は”車の下なんてどうやって洗うんだよバカなこと聞くな”という思いが先に立って刑事さんの意図を感じることが出来ず「そう?洗ってないけど」と返しただけだった。頭の回転が鈍いのもこういう時はいいかもしれない。

この件はこれが最後になったが事件自体はその後どうなったのかは知らない。

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